英会話カフェを始めた理由
英会話カフェを出入り禁止になる
間があいてしまいましたがやっとこ書く準備が整いました。この記事を書くことがはたしてカフェにとって正しいのかはわかりません。ただ、私が体験したことであり英会話カフェ&バーを作るコンセプトに大きく影響していることでもあるので書くことにしました。
現在、英会話教室に通われている方は申込をしたときの利用規約や契約書があると思いますので確認してみてください。そこには先生と生徒がプライベートで交流することを禁止しているか否かの条項があるか確認すべきだと思います。
英会話カフェ通いが3年を経過したころでしょうか。わたしはその規約を破り結果としてある英会話カフェを出入り禁止になりました。
ところがその後に通っているカフェのオーナーさんとマネージャーさんにわたしの経緯を話すと否定するどころか両者とも大変にありがたい言葉をかけてくれました。
オーナーさんは、
「うちのスタッフでよければどんどん誘ってやってください。なんなら飲み代としていくらか出しますよ。」
といってくれました。そしてマネージャーさんとは早々に飲みにいって今でも飲み仲間です。彼もまた暖かい言葉をかけてくれました。
当カフェを作るにあたりこの英会話カフェさんとは懇意にさせてもらってます。そしてわたしが抱いていた構想に共感してくれたことは大き自信となりわたしは自分が信じる、触れることができる英会話カフェバーのコンセプトを作ることができました。
当カフェはチャットホストとお客さんが電話番号やline交換することを禁止としておりません。
英語に限らず会話とは常に新鮮な話題を求めるワガママな生き物です。そして友達としてより深く知りたいという知的欲求が生まれることもあるわけです。
それは自然な行為であり悪しきことではありません。状況が変わることで話題が変化することを私たちは本質的に知っています。
だから友達とご飯を食べに行ったり飲みに行ったらカラオケに行くわけです。こうした行為が楽しいのは外国人も同じです。
プライベートで英語を取り入れる
半ば確信しておりますが英会話が上達する時というのはこういう時だと思っています。単語や文法、アクセントを追いかけるのではなく純粋に相手の言っていることをもっと完璧に知りたい、そして自分の言っていることをしっかり伝えたいと強く思うときに語学力というのは一気に上達すると確信しています。
私の場合は友人と普通に呑みに行く居酒屋に行き、下らない話で盛り上がるのですが、回数を重ねるうちに不思議と相手の言っていることがわかるようになり相手もこちらの発言を理解してくれるようになりました。
すると不思議なことに会話がとても自然になり挨拶やスモールトークも考えずに出るようになってくるんです。あくまでもわたしの体験であり不変の法則ではないかもしれません。
「わたし飲まないからどうすれば良いです?」といったご指摘もあるかもしれません。
大事なことは日本人同士で当たり前のように行われている日常を外国人と共有することでコミュニケーション能力は飛躍的にアップする場合があるということです。
アネックスが英会話バーであるわけ
当カフェがお酒を提供する目的の一つは私たちの日常をこの空間に持ってきたかったからです。
ご飯を食べお酒を嗜みながら取りとめのない話で盛り上がれる空間を作ることで語学カフェで英会話を勉強するという頭から、たまたまバーに入ったら外国人がいて英語で会話してみた、というそれまでの日常の習慣をそのままにワンポイントの状況だけを変化させることで生活に密着した空間で実践的な英会話を学ぶスピードを高めたいと思ってます。
日常で使っている言葉が日本語から英語に代わるだけで生活空間まで変える必要はないと思っております。逆にいえば面白いイベントがあれば積極的に取り入れていくつもりです。
アネックスはその枠だけにとどまらず面白いことやイベントがあればドンドン企画、参加します。
他の英会話カフェでイベントをしてそれが英会話の上達に役に立つと思えば皆さんで遊びに行きましょう‼と告知をします。
これについてはすでに実施した経緯があります。先方さんが抱えている外国人チャッホストの数が多く、いろんな方とお話できる機会はとても貴重だからです。
ただこうしたパーティはアメリカ式のごった煮パーティスタイルなので1人で参加して楽しむには相当な勇気と経験が必要になってきます。
語学パーティや異業種、異言語交流会などに参加された経験を持っている方は少なからずさみしい思いをしたことがあるのではないでしょうか。
それはそうです。文化が違うので人と人の接し方が違うのですから立ち回り方法を知らなければ楽しめる訳が無いのです。そこでアネックスでは何人かで集まって遊びに行ったわけです。
何か思うようにいかななったとしても顔見知りがいるわけですから疎外感を感じることはありません。そしてそのような環境であればあるほど1人1人が積極的に動けるようになり良い結果を生むことを知っていたからできたことです。
アネックスは英会話に対して独自の見解を持っています。
英語は学問かもしれませんが英会話は人と人をつなぐツールであるという考えです。日本で生活しながら別の言葉を学ぶのであれば生活に密着させて日本の文化を外国の文化の違いを感じながら体験することが英会話習得の一番の近道であると考えています。
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専門的な勉強をしたいのであれば学びたい箇所を明確にして英語教室で徹底的に鍛えるという手法は有効だと思います。しかし、海外旅行でその国の人と交流をしたい、ホテルやレストランでしどろもどろにならないで注文したい、といったことを第一の目的とするならば、英語ではなく英会話を優先させるほうが達成率は高く、満足するまでの期間も短いのではないかと考えています。
とんがった主張ですから反論などもあるとは思います。ただ、日本で実践的な英会話を習得しようと思うのであればこれが一番だと今の私は考えます。