だいぶご無沙汰ですね。さて今日は「私個人の感想」ということを前もって述べた上で感想、体験談を書いてみたいと思います。
いろんなことを同時進行で処理していると目の前にあるものに対して神経がゆき届かないことがあると思います。うわの空の状態です。
私は聖徳太子ではありませんのでこういう状態で話しかけられると的確に応えることが出来ません。2つのことを器用にこなすことが出来ないのです。他の人に比べて不器用だといえます。
そんな私なので集中して他社のビジネスを見たりして動向をチェックしてます。
昨今の英語ビジネスの広告をみていると、
ほんとかよ?
と思えるような見出しが紙面を飾っていて驚きます。
2時間で英語の本質がわかる!
とか、
1ヵ月でネイティブと英会話が出来るようになる!
とか、
英語は日本語で学べ
なんてのもあれば、
英語上達のためにやらなければならない●のこと
なんてのまである。最後のはアメリカの能力開発セミナーあたりの見出しをそのまま持ってきて和訳してるのかな?と思ったりもしますね。以前から派手な見出しはありましたけどここのところ過激になり過ぎている気がします。
最近の英語ビジネス広告の傾向としては、
極端なスパルタ もしくは 努力しないで身につく
の両極端になっているように思えます。極端なスパルタは主に勉強方法を指導するようなやり方が多いと思いますが理にはかなっていると思います。時間を使うようなカリキュラムが組まれることが多く、やらなければ上達しませんよ!と管理電話をするのが一番新しい方法ではないでしょうか。情報商材のように机上の空論をさも達成できるかのようにあおるよりはマシです。
そして努力しないで身につく勉強法ですがこちらは「無意識」をコンセプトにすることで「楽に」身につくことを骨子にしているようです。
私は英語が好きで仕方が無いというわけではありません。だから英語を話せるようになりたいという思いがだれよりも強いということでもありません。おそらく人並み以下かもしれません。旅行は好きだったので外国のバーやレストランで話せればいーなー程度です。
そんな私でも何とか英語で人と話すことはできるようになったのは一定の意識があったからだと思ってます。努力をしたことはありません。
思い返せば「楽しい」から継続出来たのだと思います。人から見れば修行だとしても本人が楽しいと感じればそれは努力では無いと思っています。そう考えるのであればもしかしたら努力だったのかもしれません。少なくとも「意識」はしました。
だから無意識で英語が身につくとはどうしても思えないのです。他社の推奨している勉強方法をけなすつもりはありません。私個人の感想ですが、
「何かを身につけるということは必要以上に意識すること」
だと思っています。意識するから記憶に残るわけで記憶に残るから引き出しが増えると思っています。
これは英語に限ったことではありません。全てにおいて言えることだと思っています。
例えば聞き流すことで英語が上達するという学習法があります。これは一定以上のレベルがある方とっては効果的ではないかと思っています。一定以上とは日常会話がストレスなく出来るレベル(アドバンスレベル)という意味です。
ヒアリングスキルがあり単語量も多い方であれば聞き流すだけで学習になると思います。意識を集中させなくても頭にある記憶に刺激を与えるからです。
でも私はそこまでのレベルがありませんので聞き流しても内容が頭に残りません。頭に残らなければ記憶に残らないので引き出しは増えません。冒頭にも話しましたが2つのことを同時に処理する能力に欠けているので聞き流しているだけではヒアリングスキルも上がりません。だから無意識で何かを学べることに対して懐疑的なのかもしれません。
何でもそうですが学ぶ上で大事なのは意識して目の前にあるモノにぶつかるということではないかぁと思ってます。とくに英会話の場合は単語を追いかけるだけではなく相手毎にあるクセや言い回しを理解するよう意識しないと円滑に話が進まないと思います。
相手の言っていることを100%理解出来るようになることってとてもたいへんなことだと思いますし、ネイティブが使うような風刺の効いた言い回しなどはビジネス英語よりも習得が難しいと思います。
日本語でも大変じゃありませんか?相手の言ってることって100%理解できます?
この言い回しから相手の真意がわかるか?という意味で考えるならばで完璧ではないです。だから相手に対して意識を集中して話を聞くようにするわけです。
ましてや生まれてから縁の無い語学ならばなおさら意識する必要があると思ってます。
意識できるようになったら今度は継続することが大事だと思います。この継続が日本人の英会話が上達しない1つの理由だと思います。リアルな英語に触れる機会を意図的に作らないと継続ができないんです。
誤解を恐れずに持論をもう少し掘り下げるならば映画やNHKのラジオ講座を聞いてるだけでは英会話は上達しないと思ってます。音楽もしかりです。
何故そう思うのか?
理由は簡単です。映画も音楽も韻を踏んだりカットに合わせた尺でセリフを言いますから不自然なんです。少し考えてみてください。
歌詞をそのまま日常生活で使いますか?
ワンフレーズならあるでしょう。でもそれは耳に残るような面白い言葉だから使うわけであって普段使いはしませんよね。
映画もそうです。どんなにカッコの良いセリフでもそれはセリフなんですよ。映画のキャラクターのセリフまわしそのままのような言い方で俳優さんがインタビューの受け答えしますか?
インタビューでもキメ台詞を言うときは役に戻るでしょう?
つまりはナチュラルで無いんです。ここで言うナチュラルとは発音とか使ってる単語という意味ではなく、英会話をする上で違和感のないという意味です。
NHKのラジオならそれはないだろうと思う方もいるでしょう。確かに文法や言い回しを学ぶならとても良い教材だと思います。
でも英会話だとどうなんでしょう?
会話って生き物だと思います。だからみんなの意識が共通ならば場の空気を読んでお互いに目を合わせるだけで会話が進むことだってあり得るわけです。
ラジオも映画も音楽もその点からいえば一方通行なんです。あちらに返答できないんです。
一方通行は会話とは言いません。それは単なる主張です。
英会話教室やカフェのチャットテーブルで話をすることが目的になってしまっている方を見たことはありませんか?会話とはお互いの意思の交換ですから単語や文法だけでは自然にならないんですね。
では無駄なのか?
決してそんなことはないと思います。一方通行にせよ継続して英語に触れているということが大事なんです。リスニングを鍛えたいのであればこうした勉強方法はアリだと思います。
リスニングって本当に残酷だと思います。ちょっとでも怠けるとすぐに聞けなくなっちゃうんです。留学から帰ってきた人が、
「英語がわからなくなった」
って言うのを良く聞きますがこれはフッとした瞬間に言葉が出ないという意味と、相手が言っていることが聞き取れないということらしいのです。
結局は継続してやるしかないということ
母国語圏でしっかりと学んできた人でさえ日本で数カ月もすると相手の言っていることが拾えなくなったり、とっさの切り返しができなくなってしまうんですね。外国に旅行して戻ってくると前よりも英語が話せるようになっていると感じたことありませんか?それって気のせいではなくほんとにわかるようになっているんです。それを継続することでレベルダウンを防げれば英語が上達したと言えるわけですね。
私は学習とは継続してやり続けることが目標達成の一番の近道と思っています。そして文法や単語の詰め込みは家でもできますが会話となると自宅では難しいと思っています。会話を上達させるには無理なく通えて気軽に英語が話せる環境というのが必要になると思っています。
だから英会話カフェを作りました。
今月からレディースデイや学生プラン、お友達割引きなど割引きプランをスタートさせたのもすべては「継続率」をアップさせるためです。専業主婦や学生さんはどうしても使えるお金が限られてしまいます。お子さんがいらっしゃる家庭では趣味に使えるお金はさらに少ないと思われます。
英語を学びたいと思っている方は年々増えてきています。そのような方々にとって英語とは完璧な文法や難しい単語を覚えることではなく
外国人と話をしたい
ということなのです。
外国人と会話を楽しむということは英語ではなく英会話なのです。
英会話カフェは継続的に外国人と触れるにはとてもよい環境なのです。ずっと通い続けるのが難しいのは十分に承知しております。だからこんな感じで考えてみてはいかがでしょうか?
1つレベルが上がると感じるところまでは集中的に継続する。レベルが上がったと感じた時にその次のことを考える。
ちょっと宣伝臭くなってしまいましたかねぇ。www
せっかくなのでリンクも貼りつけておきますねw
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