ごきげんよう、お久しぶりです。サラリーマンに戻りおだやかな日常を満喫しています。色々な方からブログの記事を読んでますよ!と言われたのでサラリーマン人生で感じた英語、英会話などについて不定期ではありますが書き綴ってみようかなと思いました。
そんなわけで自分での更新はおよそ3ヵ月ぶりかもしれませんね。
ビジネス英語は誤解を与えないための配慮
ビジネス英語という正体の見えないものに必要以上に不安を感じていませんか?
ビジネスという言葉のもつ強さと英語というなじみの無い言語が組み合わさったことで難解な学問のように錯覚を抱いている方もいるでしょう。なにより私がその錯覚にとらわれた1人でもあります。そこでビジネス英語を分かりやすく考えてみました。
基本的にビジネス英語で使われる単語は誤解を与えないような言葉と相手を不快にしないような言葉という2つの要素で成り立っていると考えられます。
例えば日常英会話で当り前のように使われている単語というのはその単語が持つ情報がとても多いため使い勝手が良いから使われているのです。たとえば、
have
take
give
tell
こうした単語はとても使い勝手がよいですね。単語の持つイメージが広く大きいため子供から大人まで幅広く使われている単語です。仮に文法的に間違いがあったとしても言葉のもつイメージが大きいので意味としてはしっかりと通じます。英会話ならば前後の文節が相手に伝わっていれば問題無くあいてに理解してもらえます。
しかし単語自体が持つ意味が幅広いためそれぞれの人が感じている意味合いが若干異なる可能性がでてきます(いわゆる誤解というものですね)。日常英会話ならば問題無いのですが100%の理解を求められるビジネスですれ違いが発生するのは大変に危険です。
相手の言っていることと自分の解釈が異なってしまってはビジネスは円滑に回りません。特に契約偏重主義の西洋社会では書類の誤解解釈は後々、自分にとって厄介なことになりかねません。
そこで単語が持つ言葉が明確になっているような単語が使われます。それがビジネス英語です。
entire
consolidate
inform
issue
このあたりの単語はビジネス文章では当たり前のように使いますし上司や取引先などと交渉していてもよく出てきます。
かたい言い方に聞こえると思われるかもしれませんが出来るだけ誤解を与えないようにその言葉が持つ意味が限定されている誤解が発生しにくい言葉たちです。
informはinfomationの動詞ですから言葉の持つイメージは理解しやすいと思います。
issueなども企業では日本語としても使われる言葉ですから知っている方も多いと思います。英会話カフェなどで話をしていてもサラリーマンの方が良く使っているので聞いたことがある方も多いと思います。
entireは全体の、という意味になるので日常会話ではあまり聞かない単語かなと思いますがビジネス英語では頻繁に使われます。
それ以外にもkindlyを文章にはさんだりして文章自体が強くなりすぎることを防いで相手に敬意をはらう配慮をする単語等もあります。
私の持論ですが、ビジネス英語だからたいへんだ!とかまえる必要はないのではないと思っています。たしかに聞き慣れない英単語が登場するので、
「今まで自分が勉強してきた英語が通じない!」
とか
「ビジネス英語は難しい!」
という印象を持ってしまう方もいるでしょう。しかしよくよく考えてみれば相手を不快にさせないような単語だったり、いろんな意味で解釈できるような一般的な単語を排除して誤解を生まないような英単語を選択しているだけなのです。
とくに驚く必要もなければ怖がる必要も全くありません。
ビジネス英単語は特殊ではありますがそれだけに規則性がハッキリしているのです。
その単語が使われる状況がかぎられていますから一定の単語量が蓄積されるとむしろ扱いやすい単語たちに変身してくれるカワイイ単語たちでもあるのです。
ただ実際に仕事で日常的に触れていなければビジネス英語を習得するのは難しいのも事実です。日常英会話でビジネス英語をつかうと堅苦しくなりますし、単語が特殊なため理解出来ない状況が発生してしまいますから楽しい英会話にはなりづらいのです。
英会話カフェや一般的な英会話教室で習得するのは難しいのでビジネス英語を早く習得したいのであれば専門的にレクチャーしている英会話教室やサービスを利用してみると良いと思います。
私が知る限りビジネス英語を教えてくれる英会話教室はそれほど多くありません。
そのため業界が寡占化してしまっており料金がとても高いのが実情です。いくらビジネス英語が学びたいと言っても高額過ぎる料金を支払ってまで頑張るのはしんどいと思います。また近くに教室が無ければ交通費をかけて出向く必要が出てしまいます。
東京や大都市近郊であればそれでも良いでしょう。しかし地方だとそれすらも難しいと思います。
とはいえ企業の吸収合併が盛んになってきてある日上司が外国人という事態が発生することもある今の日本でビジネス英語を学びたいという意欲を満たすことが出来ないのはあまりにも哀しいです。
そこでちょっと調べてみたのですがオンラインでビジネス英語を教えてくれるサービスがいくつか確認できました。その1つがビズメイツでした。有名な企業ですから知っている方も多いと思います。
月額料金性で毎日少しづつ学ぶタイプなので流行りのオンライン英会話と同じようなサービス形態であると言えます。オンライン英会話のメリットは自宅で自分の都合に合わせて英語を勉強できる点です。
朝、出社する前の時間を使ってビジネス英語を学び頭を切り変えてから出社するのはとても有効な手段であると言えます。
ビジネス英会話に限らず英会話初心者の方ならばオンライン英会話と英会話カフェをミックスして使う手法はアリです。
英語初心者の方は頭の中で英語を聞いた後、日本語に変換する作業をしていると思います。変換する時間は触れている時間が多ければ多いほど短くなります。
英会話カフェに行かれる前にオンラインレッスンを受けた場合と受けないで行った場合を比べるとその違いは明確になると思います。
ビジネス英会話は相手と交渉のツール
ビジネス英会話と日常英会話の決定的な違いはなんでしょう?
これも持論になるので異なる意見を持たれるかもいるとは思います。しかしあえて言うならば、
ビジネス英会話は交渉のツール
ということです。日常英会話は交渉ではなく協調のツールです。英会話カフェでみなさんと話をする場合、出来るだけ汎用性の強い話題を選択しみんなで共通の話題として盛り上がります。
共通の話題ですから話しやすいですし何より、英語をつかって共通の話題で盛り上がれるのは何よりも楽しいです。
しかしビジネス英会話では時に相手を打ち負かし自分の主張を通さなければなりません。ビジネスが全て協調で成り立つのであれば素晴らしいことですが、いかに自分の利益を確保するか?がビジネスの本質である以上、協調だけでは乗り切れないのです。
そこでビジネス英会話では相手に自分の主張を通すような会話術になってきます。その際に使われる単語は本当にわかりづらいものが多く困惑します。
日常英会話では100%理解出来なくても話は通じますしそれでも問題ありません。大筋で話の内容がわかればあとはわかる文節や単語を拾うだけでもその話を理解することができますから会話の成立という点から考えればなにも問題ありません。
ところがビジネス英会話では100%の理解が求められます。
日常英会話の延長線上でもある程度までは対応出来ます。相手が使っている単語を覚えることで相手の話している内容は理解出来るのです。
しかし底には大きな落とし穴があるのです。
ビジネス英会話の本質は英語ではなく話しの内容
英会話を学んでいる時に間違いそうになることがあります。それは、
英語は学問ではなくツールであるということです。
相手と話をするためのツールが語学なのです。外国人が話していることが理解できるようになるのはとてもうれしいことです。でもそれ以上に大切なのは第一言語が異なる人同士がツールを使って円滑な関係を築けることが語学の本質だと思っています。
ビジネス英会話ではそのことが如実に求められます。お金が絡んでいるビジネスでは出来るだけ苦労せずに相手に自分の主張を通す必要が出てきます。英語が母国語ではない私たちが母国語が英語の方たちと対等に取引をしていこうと思うとこの問題はとても重要です。
ましてや母国語が英語ではない私たちが交渉しようとするならば相手はあえてわかりづらい単語や表現をすることでイニシアティブを取ろうとします。そのこと自体はビジネスでは当たり前の交渉テクニックですから批判しようもありません。わからなければ手を出すなと一蹴されてしまいます。
つい先日のことですが、長年海外で活躍されてきた商社マンやメーカーの営業マンとご一緒させてもらう機会があったので、ビジネス英語に関する話題を皆さんに問うてみました。すると意外にもみなさん、共通意見が多かったのが印象的だったのでこの場を借りて紹介します。
海外で仕事した日本人がビジネス英会話で感じたこと
幸いにも4,5人の海外赴任経験を持つサラリーマンが一同に集まった機会に恵まれたので思っていた私が感じていたビジネス英語の見解や日本で学ぶ英語勉強術など私見をぶつけたところ皆さんの回答が興味深く、ココに紹介するに値すると感じました。
・相手の映画を70%理解できたとしても意味が無い。本当に大切なことは理解できなかった30%に詰められている
・責任感がともなう発言は間違いが許されない。言葉の責任を持てかるがビジネス英語とカジュアル英語の違い
・母国語が日本語ではない自分を相手に認めさせるのは語学力ではなく語学を使って自分の主張を相手に理解させる術
これは全てリアルな生の意見です。海外で長いこと仕事をしてきたバリバリのサラリーマンが感じたことです。興味深いのはみなさんの共通意見として、
英語、英会話はしょせんツールにすぎない、大事なことはそのツールを上手に使いこなし自分の主張をハッキリ伝え、理解してもらうこと
というものでした。英語が話せるということではなく、たとえ英語でも自分の意見を伝え相手を納得させることが大事だということなんですね。
昨今になって当たり前のように言われていることですが上っ面だけの言葉とは違い、実体験で学んできた彼らの言葉はたいへんに重みがあり胸にズシンと響くものでした。
そんな彼らにこれから英語を学びたいと思っている方に向けてアドバイスをお願いしたところ、彼らの持論と併せとても興味深い回答をいただけたのでこの記事の最後に紹介したいと思います。
ネイティブアクセント?単語量?文法?そこは重要ではない
世界をまたにかけて飛び回っていた彼らが日本の英語教育に対して感じている見解を語ってくれました。一線を張り続けてきた彼らの言葉はとても興味深いものでした。
◆英語を勉強したいと思っている方へ
技術者Aさん:
「よくさ、英語教師は白人がいいとか英語圏の人がいいと言ってる人いるよね?母国語のキレイなアクセントを学びたいっていうんだけどさ、キレイなアクセントってなんだろうね?
初心者はネイティブアクセントを学べと言っている人を見かけるけどそれって大事なことなのかな?って思うね。
だっていま経済が活性化しているのはアジア諸国や英語が母国語ではない発展途上国だよ?もちろん西洋の商社なんかが競って入りこんでるけどそれだってフランスやドイツ、中国だったりする訳でね。彼らの母国語は英語ではないんだよ。だからアクセントなんて勉強しても意味が無いね。
ネイティブのアクセントしか理解できないような英語なら全く意味をなさないよ。むしろいろんな国の人たちとふれあって国ごとの文節の作り方やアクセントをたくさん経験するべきだと思うね。
これから英語を勉強したいと思っている人にいえるのはアクセントとか文法とかにこだわるんじゃなくて仕事で使える英語を学べってこと。その点ではビズイングリッシュとかビジネス英語おしえてるサイトを利用してみるのも手だね。実際、ビズイングリッシュは自分が使ってみたところなんだけど探せばもっといいところもあるかもしれないしそうした努力をすべきだね。」
商社マンBさん:
「それはほんとそう。オレなんてインドネシア、フィリピン、チュニジア、インド、イギリス、ドイツ、チェコ、アメリカって今思えば行っていないのはアフリカ大陸くらいなもんだけどさww、国によって全然ビジネスのやり方が違う。
特にインド、パキスタンあたりは特殊だね。ルール関係ないもん。ダメだ!って言ってもそれはお前が思っているだけで俺たちはダメではないと思ってるとか平気でゴリ推ししてくるしね。もはや英語以前の問題よ笑。
だから英語を学ぼうと思っている人に言えるのはさ、英語話せます!ってことじゃなくて相手が何を考えてどうやって言葉にしているかってことを理解出来るような勉強をすべきってことだね。
日本の会社だってそうでしょ?出来る人ってのは一歩先をみてたりするし、かゆい所に手が届くような仕事をする人だよね?上司が言わなくても仕事全体を理解して先回りするようなさ。それは世界でも同じ訳よ。せっかく英語を学ぶんならそういう根本的なところを学ぶべきだね。特に転職して英語を使わなきゃいけない会社員に言いたいかな。」
メーカーマンCさん
「あーそれそれ。私が言いたいのは英語っていうだけでファッションみたいにいわれる今の日本の風潮って違和感あるんだよね。私は中国とインドとEUが多かったんだけど事務所の公用語は英語だった。
みんな英語は学生時代に普通に学んでるんだよね。日本もそれは同じだけど違うのは学校の授業が全部英語だったりするのよ。
例えばフィリピンだと授業は英語で英語の授業ってのは無いのよ。あえていうなら国語かな。テキストは全部英語なんだよね、算数も理科も社会も全部英語のテキストなの。そうやって学んできてるから英語が日常なんだよね。日本は「英語の授業」って科目の1つにしちゃってるからいつまでたっても英語が上達しないんだと思う。生活に根付いてる人とそうじゃない人で違いがでるのは当たり前。それじゃ違う国の人とは戦えないよね。」
メーカーマンDさん
「私はみなさんとはちょっと異なる意見なんですよ。日本で教育を受けている以上、英語に対するアレルギーは排除できないと思うんですよね。
それだったら出来るだけ自分にとってメリットになる勉強って言うのを考えるべきだと思ってます。もちろん海外留学とかもアリだとは思うんですけど家庭の事情とか金銭的に考えれば一般的ではないよね。そうなると英語の勉強ってどうするか?ってなったときにテキストでもいいと思うけど外国人の友達をつくることが大事だと思うんですよ。
日本の英語がダメだと一刀両断する人もいるけど、文法とか単語量は圧倒的に世界の他の国の人たちを上回ってるんですよ、パワポのプレゼン資料なんかほんとにすごいと思う。
仕事場の日本人同僚なんか、単語量多いし読みやすい文章書くよねって言われて資料作成頼まれてる。
でも話をするとなんかちがう。だから私に限らず日本人がアメリカに赴任するとみんなそのギャップが面白かったみたい。文章とかはちゃんとしてるけど、会話が中学生英語ww
だから思うのかもしれないけどとにかく会話をしないとダメだって思ってます。外国人の友達を作ろうと思ったらボランティアも充実してるし学生なら外国人の先生と仲良くなったりすることもできるだろうしね。それとオンライン英会話みたいな自宅でできる勉強法も良いと思います。無料体験とかで自分に合ったところを探すとか今は本当にいろいろな方法がありますからね。」
皆さんの持論が本当に面白く有意義な時間でした。
はじめまして、yukiと申します。
石神井のアネックスのサイトを見て連絡させていただきました。もう閉店しているとのことですが、個別でレッスンなどする予定はありませんでしょうか?